漢方・漢方薬の輸入、栽培、製造、販売までを一貫して行うメーカーです。

株式会社 栃本天海堂

栽培事業

福知山圃場(ふくちやまほじょう)

 薬用植物の国内生産を推進する目的で、栃本天海堂が2010年に、京都府福知山市に創設した福知山圃場では、現在トウキ(当帰)、ミシマサイコ(柴胡)、シャクヤク(芍薬)をはじめ、約30種類の薬用植物の種苗生産と、植物特性調査、栽培技術の確立、品種改良などの研究を行っています。

近年、薬用植物の栽培が漢方業界のみならず、水田の転作作物として農業関係者からも注目されていますが、種苗入手のむずかしさ、専門技術者や指導機関の不足など、課題が山積です。

福知山圃場では、専門知識・技術を活かし、篤農家(とくのうか:熱心で、研究的な農業家)に対する、その地域に適した薬用植物の選定や優良種苗の供給、栽培指導・研修などの広範な活動を通して、新規作物の導入、農業経営の多角化、遊休農地の活用など、地域の活性化にも貢献しています。