漢方・漢方薬の輸入、栽培、製造、販売までを一貫して行うメーカーです。

株式会社 栃本天海堂

社長からのメッセージ

 株式会社栃本天海堂の社業を端的に言うなれば、日本国内、あるいは世界にある植物や動物由来の天産物を輸入し、安全性を確認し、選別や加工をして販売している会社となります。その天産物の輸入先は中国を含む東アジア、欧州、南米、アフリカが中心になり、社業の根幹を形成しているのは、国内外の天産物を薬機法に基づき医薬品として製造した製品を、全国の病院、薬局、薬店、メーカーへ納入しています。漢方薬の原材料としての『生薬(しょうやく)』の供給を中心に社業としており、皆さんの身近な薬や健康食品、清涼飲料水にも、原材料として『生薬』を含むものが多くあると思います。もちろん取り扱っている天産物の中には、ハーブやスパイスなども含まれています。


 弊社の発祥は、祖父が1932年(昭和7年)に大阪市内で創業したのが始まりで、まもなく90年を迎えます。これもひとえに皆様方のご支援、ご厚誼の賜物であり、また諸先輩の皆様が残してくれた信頼の礎の上で成り立っていることも忘れず、感謝の意を申し上げます。


 漢方薬は数種類の生薬を組み合わせて効果を発揮します。その生薬は天産物であり、大地の恩恵を頂きながら、漢方薬となって人々の健康で豊かな暮らしに寄与しています。
 国内、海外の生薬栽培農家や採取者から患者様へ至るまで、携わる方々が笑顔になること-それはかけがえのない我々の志であり、私どものやりがいに結び付いています。一方で、社員のスキルアップを支えながら、一人ひとりが考え、活躍の出来る社風を大切にし、社員とそのご家族にも笑顔のある会社にしなければならないと強く感じています。


 受け継がれてきた経験と、高い専門性、探求心が確かな目利きとなり、そして生薬の品質と安全性へのこだわりを踏襲しながらも、社会やSDGs、環境の変化にも目を向け、対応し、変わることを恐れずに、責任のある未来へ向け、(株)栃本天海堂は、生薬(天産物)の供給を通じて、関わる方々と社会の人々の幸せに役立ち、「世の中に必要とされている」を原動力に努力をし、発展してまいります。


 結びにあたり、これまでの90年間の皆様方への深い感謝と、創業100年に向け、皆様方と共に存続し、発展していくことを決意します。今後ともに末永くご支援を賜りますようにお願い申し上げます。

代表取締役社長 栃本大輔